サンキューレターの書き方|リピートにつながる5つの要素と例文、続けるコツ

サンキューレターとは、ご来店やご購入、ご契約のあとに、お客様へ感謝の気持ちを伝えるお礼状のことです。美容室や飲食店、営業担当者など、さまざまな業種で使われています。

「出した方がいいのはわかっているけれど、何を書けばいいかわからない」「書いても効果があるのか」。そんな方のために、サンキューレターの書き方の基本をまとめました。

サンキューレターで何が変わるのか

お客様が二度目の来店をしない理由の多くは、不満ではなく「忘れた」です。人は1日たつと、覚えたことの7割以上を忘れると言われています。

サンキューレターは、忘れられる前に「あなたのことを覚えています」と伝えるための一通です。受け取ったお客様は、お店や担当者の顔を思い出し、「また行こう」と感じてくれます。はがきを受け取った人の心に「好意」が生まれ、お返しをしたくなる。これを「返報性」といいます(ビジネスに生かす「返報性の法則」)。

サンキューレターの5つの要素

1. 宛名

「○○様」と、お客様の名前を必ず書きます。名前が書かれているだけで、自分宛ての特別な手紙になります。

2. お礼の言葉

「先日はご来店いただき、ありがとうございました」。何に対するお礼かを具体的に書きます。

3. その人だけのエピソード

ここが一番大切です。「お話しした旅行の件」「お選びいただいたブルーのシャツ」など、その日の会話や出来事を一言入れます。これがあるかないかで、定型文か、自分だけの手紙かが決まります。

4. 相手を気づかう言葉

「寒くなってきましたので、お体に気をつけてください」など、季節や体調を気づかう一言で締めくくります。

5. 署名

店名や会社名だけでなく、担当者の名前を書きます。「誰から届いたか」がわかると、次に来たときに声をかけてもらいやすくなります。

例文

美容室・サロン

○○様
先日はご来店いただき、ありがとうございました。
来月の結婚式、きっと素敵なお式になりますね。
当日の髪型も、ぜひ聞かせてください。
(担当 △△)

飲食店

○○様
先日はご来店いただき、ありがとうございました。
「このお酒が一番好き」と言っていただけて、とても嬉しかったです。
またカウンターでお待ちしています。
(店主 △△)

アパレル・雑貨店

○○様
先日はお買い上げいただき、ありがとうございました。
お選びいただいたブルーのシャツ、本当によくお似合いでした。
またお気軽にお立ち寄りください。

営業担当者

○○様
本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。
息子さんのサッカーのお話、とても楽しく伺いました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

場面別の文例は「お客様へのお礼状はがき 文例集」、業種ごとの使い方は「業種別 営業はがき活用ガイド」でも紹介しています。

やってはいけないこと

  • クーポンやキャンペーンの案内を書く:お礼の手紙が、販促のチラシに変わってしまいます
  • 全員に同じ文章を印刷する:エピソードのないサンキューレターは、印象に残りません
  • 1週間以上たってから出す:来店から3日以内に出すのが理想です。遅くなるほど効果は薄れます
  • 長く書きすぎる:はがきは手紙ではありません。30文字〜100文字程度で十分です

続けるためのコツ

サンキューレターで一番難しいのは、書くことではなく「続けること」です。

  • 書くタイミングを決める:閉店後の10分、朝礼の後など、毎日同じ時間に書くと習慣になります
  • 会話のメモを残す:カルテや顧客リストに、その日の会話を一言メモしておくと、エピソードに困りません
  • はがきを手元に置いておく:書きたいときにはがきがないと、それだけで先延ばしになります。よく使う柄はまとめて用意しておきましょう
  • 一言だけでもいい:忙しい日は「先日はありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしています」だけで構いません。出さないより、短くても出す方がずっと大切です

営業担当者がはがきを書けない理由をアンケートで調べた結果は「営業マンがはがきを書けない理由とは」で紹介しています。

サンキューレターに使いやすい柄

白いはがきより、絵はがきの方が書くスペースが少なく、短いメッセージでも気持ちが伝わります。季節を問わず使える柄を1つ決めておくと、いつでもすぐに書けます。

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