■ ワールドカップ開幕と、私の恒例行事
ついに2026ワールドカップが、今日開幕しました。
私には4年に一度、ワールドカップ開幕の日に行う恒例行事があります。
4年間貯め続けた500円玉貯金を開けることです。
今回で7回目。

過去の成果を並べてみると、
2002年 日韓大会 291,000円
2006年 ドイツ大会 206,000円
2010年 南アフリカ大会 387,000円
2014年 ブラジル大会 382,000円
2018年 ロシア大会 318,500円
2022年 カタール大会 301,500円
2026年 北中米大会 180,500円
合計すると、
2,066,500円。
我ながら驚きました。
毎回30万円前後だったのですが、今回は大きく減りました。
理由は明らかです。
キャッシュレス決済が当たり前になり、500円玉がお財布に入る機会そのものが減ったからです。
しかし、金額は減っても、続けてきた事実は変わりません。


■ 500円玉貯金を始めた本当の理由
私が500円玉貯金を始めたきっかけは、ワールドカップでした。
当時の私は、学生時代から続けていたサッカーを、社会人として働きながら現役で続けていました。
日本が初出場した1998年のフランスワールドカップ。
サッカーをしている人間として、どうしても現地で見たかったのです。
しかし現実は、お金もなければ時間もない。
結局、フランスへ行くことはできませんでした。
だから心に決めました。
「4年後の日韓ワールドカップでは、できるだけ多くの試合を見よう」
そのために始めたのが500円玉貯金でした。
ルールは簡単です。
手のひらに一度乗った500円玉は決して使わない。
必ず貯金箱に入れる。
その後、500円玉で支払える場面が来ても、
500円玉は使用せず千円札を出して500円玉を残す。
たったそれだけです。
最初は4年間だけのつもりでした。
ところが日韓ワールドカップが終わっても続きました。
次のワールドカップまで。
そしてその次も。
気が付けば28年。
ワールドカップの開幕とともに貯金箱を開けるのが、私の恒例行事になっていました。
■ 成績の良い営業マンに必ず聞くこと
仕事柄、私は多くの保険営業マンの方とお付き合いがあります。
その中でも、驚くほど業績の良い営業マンの方には必ず聞く質問があります。
「なんで、そんなに保険売れますのん?」
すると返ってくる答えは、ほぼ同じです。
「別に特別なことは何もしていません。」
そこで続けて聞きます。
「お客様にはがきは出していますか?」
すると、
「あははっ。名倉さん、保険の営業マンがお客様にはがきを出さないで、他に何の仕事がありますの。」
と返ってきます。
一方で、成績が伸び悩む営業マンの方に同じ質問をすると、
「はがきねぇ。。。暇な時は書けるんですが、忙しくなると手が回らなくて……」
という答えが返ってきます。
私はここに大きな差があるように感じています。
■ トップ営業マンに共通すること
トップ営業マンは、誰にも真似できない必殺技を持っているわけではありません。
誰でもできることを、
誰にもできないくらい愚直に、
真面目に、
誠実に、
継続しているだけなのです。
そして、もう一つ共通点があります。
それは、お客様との距離が近いことです。
「○○さんに聞きたいんだけど、こんなしょうもないこと聞いたら笑われるかな?」
そんな風に思われる営業マンに、私の経験上、成績の良い営業マンは一人もいません。
逆です。
「○○さんに聞いてみよう」
「○○さんなら教えてくれるやろ」
「保険のことじゃないけど、ちょっと相談してみよう」
そう思ってもらえる営業マンほど、長く活躍しています。
保険が売れるから関係ができるのではありません。
日頃から関係を作っているから、保険も売れるのです。
小さなことでも、何かあればお客様から声を掛けてもらえる営業マン。
私は、ここが最大のポイントだと思っています。
だからトップ営業マンは、はがきを出し続けるのです。
売り込むためではありません。
お客様との関係を途切れさせないためです。
困った時に真っ先に思い出してもらえる存在でいるためです。
■ 継続は根性ではなく、理由で決まる
500円玉貯金も同じでした。
私が28年間続けられたのは、意志が強かったからではありません。
ワールドカップという楽しみがあったからです。
トップ営業マンがはがきを出し続けるのも同じです。
お客様に喜んでもらいたい。
お客様が困った時に真っ先に思い出してもらいたい。
小さなことでも気軽に声を掛けてもらえる関係を作っておきたい。
そんな理由があるから続けられるのです。
継続は根性ではありません。
継続は仕組みでもありません。
継続は理由で決まります。
続けることに才能はいりません。
必要なのは、やめない理由を決めること。
私が500円玉貯金を続けられたのは、ワールドカップがあったから。
トップ営業マンがはがきを出し続けるのは、お客様との関係を大切にしたいから。
結局、人は「やらなければならないこと」は続きません。
「やりたい理由があること」だけが続くのだと思います。
